夜中などに、部屋の電気をつけたら「ゴキブリがいた!」
というような状況で、大きな声を上げると、じっとしていたゴキブリが急に逃げ始めたという経験がある人も多いと思います。
なぜ、逃げられたのでしょうか?
それは、気配を感じ取られたからですが、人の出す声に反応したからでもあります。
ゴキブリには、人間のような耳はありませんが、音を感じ取ることができるのです。
今回は、ゴキブリの音を感じるセンサーについて書きたいと思います。
振動をキャッチするセンサー
ゴキブリには、振動を感じ取るセンサーのようなものが、感覚毛の中にあり、人や敵が近づいてくるのを感じ取ることができるようです。
人間がなんと言ったかということよりも、「振動を出しているものがそこにいる」、という情報の方が、彼らにとってはまず大切なのでしょう。
わずかな振動もとらえることができる、ゴキブリたちの触覚は、かなり優秀です。
視力よりも聴覚が鋭い
振動をキャッチするための感覚毛は、正面にある触角(しょっかく)や、ゴキブリの後ろのおしり側についています。尾毛(びもう)や尾角(びかく)などと呼ばれています。
それで、後ろからくる気配にも俊敏に反応することができます。
ゴキブリを退治したい場合には、後ろからよりも正面からバシッと叩く方が、うまく当たりやすい傾向にあります。
目は見えているのでしょうけれども、視力は良くなくて、聴覚というか、音センサー、触覚や尾毛のほうが敏感だと言えるでしょう。
とはいえ、正面からでも、躊躇しながらすると、やはり逃げられてしまいますよ。
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ゴキブリも音を出す
ゴキブリがいる気配は、カサカサという音で気がつくことがあります。
姿が見えないのに、カサカサという音が聞こえてくると、怖くなりますね。
(関連:ゴキブリの足音が気になって眠れない?)
また、ゴキブリも時には鳴くことがあります。
「ギギギッ」
というような、声です。
ゴキブリの出す声にどんな意味があるのか、よくわかりませんが、参考までに。
彼らの出す音よりも、どちらかというと、においのほうが、不快感があると思います。
ゴキブリの臭いは取れにくいので、家の中に増殖させないのが良い方法ですよ。
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まとめ
ゴキブリは、音や振動を敏感に感じ取るセンサーのような毛がついています。
それで、人が近づく気配を感じ取り、上手に逃げることができるのです。
視力はあまり良くないようなので、ゴキブリを退治したい時には、うしろからよりも正面からの方が成功率が高い傾向にあります。
うまく叩けない人は、ブラックキャップなどの仕掛けるタイプの駆除方法が向いていると思います。
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