クモは足が8本、ムカデはもっとたくさんの足があります。百足と書いて、ムカデと読むので、100本くらいあるようなイメージですね。
昆虫は、6本の足を持つもので分類されているので、クモやムカデなど脚が多い虫は昆虫ではありません。
昆虫も昆虫には含まれない虫もすべて「節足動物」という大きな分類の中に含まれています。
つまり、足が6本以上ある虫の種類は意外とたくさんあるのです。
【節足動物】 ・昆虫鋼(こんちゅうこう) ゴキブリ など ・蛛形鋼(しゅけいこう) クモ目 ダニ目 ・多足類(多足亜門) ムカデ鋼 (ヤスデ、ゲジゲジなども多足類) など
今回は、家のまわりに出やすい、昆虫ではない虫についてまとめてみたいと思います。
クモ
クモは、脚が8本あります。
クモは、「節足動物門鋏角亜門蛛形綱クモ目」に属している生物の総称です。クモ目を指してクモ類ともいわれます。
昆虫もクモ類も同じ節足動物ですが、いくつかの異なる点があります。
昆虫との主な区別点は、クモには脚の数が8本であること、体は前体と後体の2部のみによって構成されること、触角を欠くことなどがあります。
昆虫 | クモ類 | |
足の本数 | 6本 | 8本 |
体の構成 | 3部 (頭部、胸部、腹部) | 2部 (頭胸部、腹部) |
触覚 | あり | なし |
毒などの害はなくても、クモの巣をたくさん作られてしまって困るなどの理由で、対策をすることがあります。不快害虫として、ご依頼を受けたりします。
場合によっては、他の虫や、時にはゴキブリなどの害虫を捕食したりするので、益虫として、生かしておくほうが良いと判断されることもあります。ゴキブリを捕食するクモとして、アシダカグモなどがいます。
ダニ
ダニも、昆虫ではありません。クモと同じ蛛形鋼(しゅけいこう)のダニ目に属しています。
ダニの脚は8本で、胴部から派生しています。昆虫は3部(頭部、胸部、腹部)から成り、クモは2部(頭胸部、腹部)から、ダニは1部(胴部)のみであるという違いがあります。
翅はありません。人にかゆみを与えたり、アレルギーの原因になったりするので、対策が必要になることがあります。
ムカデ
ムカデの足は、たくさんあります。ムカデは昆虫ではなく、多足亜門のムカデ鋼に属しています。
漢字では百足(むかで)と書くようですが、100本も足があるムカデはほとんどいません。
ムカデは、細長くて足がたくさんある見た目が苦手だったり気持ちが悪く感じる人がいるだけでなく、噛まれると痛いという実害もあります。
猛毒ではありませんが、毒性があります。
ムカデに噛まれたら、熱いシャワーで流し、シャンプーや石鹸などで洗うことで、付着した毒を流すと、症状が軽くて済みます。
庭先に置いてあるスリッパなどに入り込んでしまって、そのまま履いてムカデに噛まれてしまう人もいます。
靴やスリッパを履く前に、中に石ころやムカデが入り込んでいないか確認すると良いかもしれませんね。
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まとめ
気温が上がって、暖かい季節になってくると、いろんな虫も元気に活動し始めます。
それぞれの虫の特徴や危険性などを知っておくと、家で見つけたときに上手に対処しやすくなりますね。
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