「ゴキブリが出たら、実は100匹くらいいるんだよ」
というような話を聞いたことがある人もいるでしょう。
「目に見える意外にも、隠れている可能性がある」
という意味では、絶対な間違いではないのですが、たまたま家に入って来ただけのこともあるので、一匹見ただけではわからないこともあります。
ゴキブリを見かけたときに、ひょっとしたら他にもたくさんいる可能性が高い場合、いくつかの兆候があります。
今回は、ゴキブリが巣を作っているかもしれない痕跡について書きたいと思います。どんなゴキブリを、どこで見たか、状況に合わせて分析してみましょう。
小さめのゴキブリだと要注意
大きなクロゴキブリが出たときよりも、小さいゴキブリを発見したときのほうが、ゴキブリがたくさんいる可能性が高いです。
理由として、小さい種類のチャバネゴキブリのほうが成虫になるのが早く、繁殖して増えるスピードに勢いがあるのが特徴だからです。元々、チャバネゴキブリの方が小さいですが、まだ子どもであることも多いです。
ゴキブリの種類に詳しくなくても、クロゴキブリとチャバネゴキブリは、大きさが違うので見分けやすいですよ。
(関連して、「ゴキブリにはどんな種類があるの?」の記事もどうぞ。)
もしそれが、チャバネゴキブリではなくてクロゴキブリの子(幼虫)であったとしても、子どものゴキブリがいるなら、近くで繁殖している疑いがあります。
チャバネゴキブリにしても、クロゴキブリにしても、小さなゴキブリが出てきたら、ひょっとしてそこで卵から孵って増えているかもしれませんね。
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実は何匹か見ているかも
さらに巣があることが疑わしくなるのは、一匹ではなく、何匹か見たときです。
「あれっ?さっき退治したはずなのになんでまたいるんだろう?」
というときには要注意です。
ゴキブリは、どれも同じように見えますが、さっき仕留めたのであれば、そこに出てきたのは別のゴキブリです。
どこから出てきたのでしょうか?
次々と偶然に入ってくることはあまりないので、同じ日に何度も見ることがあるなら、ゴキブリが生息している可能性がぐんと高くなります。
同じような場所で見ていますか?
さらに疑わしくなるのは、いつも同じような場所でゴキブリを見るときです。
「またこの辺りでゴキブリを見た」
というときには、ひょっとしたらゴキブリの巣や隠れ家がその近くにあるかもしれません。
注意して見てみると、どこから出てきたかがわかることもありますよ。
台所の水回り近くや、シンク下、浴室や洗濯機の排水溝の入り口近くなどは、ゴキブリが出入りしやすい場所なので要注意です。
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姿がない時でも、ゴキブリのニオイがあればたくさんいるかも
たくさんのゴキブリを見たわけではなくても、ゴキブリのニオイがしたら、実はたくさんいる可能性があります。
ゴキブリは、集合すると、フェロモンを出す性質があり、数が増えると匂いも強くなって人間でもわかるくらいになります。
特別敏感な嗅覚でなくても、これがゴキブリのニオイだと知っていさえすれば、大抵の人が気がつくことができます。
においが強くなってしまうと、匂いを落とすのが大変になってくるので、早めに気がついて対策を取りたいものですね。
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ゴキブリのフンや卵は落ちていますか?
黒くてつぶつぶしたフンが落ちていたら、ゴキブリがそこにいた証拠です。
たくさんあったり、片付けてもすぐにまた落ちていたりしたら、ゴキブリがたくさんいる確率が高いです。
フンを片付けると同時に、住んでいるゴキブリを退治できるようにしたいものです。
ブラックキャップなどのゴキブリ対策グッズを置いてみるのがおすすめです。
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まとめ
ゴキブリを見たときには、まずそこにいるゴキブリを逃さずに退治することに集中するのも大切ですが、状況を観察して分析してみましょう。
見たゴキブリの大きさから、ゴキブリの種類や幼虫なのか成虫なのか分かります。
また、周りの状況を観察して、においやフン、卵などがないかも見ておきます。
何度も見たり、同じ場所で何度か見かけるなら、その近辺に潜んでいるかもしれません。
たくさんいる可能性があるか、どこに潜んでいるかを見極めると、今後の対策をしやすくなりますよ。
ゴキブリは、増えすぎるとにおいが強くなって取りにくくなったり、駆除が難しくなったりするので、早めの対策がおすすめです。
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